セラピストの私がなぜ機織りをするようになったのか

 

 

まなのあつこです。

 

私はこういう人だからこうしなきゃならない。そんなことはできっこない。

 

そういう考え方から抜け出せないのはもったいないなと思います。

 

セラピストの私がなぜ機織りをするようになったのか。

できっこないができるようになったお話を書きました。

 

 

 

私はなぜか幼いころから機織りに憧れていました。

 

機織り機のおもちゃを買ってほしいと父にねだったのに買ってもらえなかったって話を、ずっと以前にも書いたことがあります。

 

 

大人になって私は、20年ほど前からずっとセラピストをしてきました。

 

でもどこかで織りにずっと憧れていて

手織りの小物や服に強く惹かれました。

 

でも幼い子どもを持ってる私には縁遠いものと思っていたし

シングルマザーになり起業女子だった私には更に縁遠いものに思えていました。

 

でもすごく好きでした。

でも私には無理だと思っていました。

 

 

不思議なことに

なぜか私は「機織りをした方がいい。」

と目に見える現実以外のものを見れる人から勧められました。

 

進められるというより「やるべきだ」くらいの勢いですすめられ、

私の師でもある方からは

人生で初めて手織りのワンピースのオーダーをいただきました。

 

起業してサロン経営のことばかり考えていた私が彼女のビジネスセミナーを受けに行った時のことです。

 

みんなにビジネスの話してるのに

あつこさんはね、「機織りした方がいいよ」

以上!笑

 

 

嬉しすぎてワンピースを作らせてもらって

だけど私それきり結局機織りをしませんでした。

 

 

彼女以外にも

機織りいいと思う。

ぜひやって。

 

何人もの人にお告げのように言われるけど

なぜか私はかたくなに無理だと思ってあきらめていました。

 

 

そして起業女子を手放し佐久島に来てから

 

神社カウンセラーという人に更に熱くすすめられ

ようやく私の機織りは始まりました。

 

 

なぜ始められたのかというと

夫が機織りをやらせてくれたからでした。

 

 

佐久島で出会って結婚した夫は

ちっとも織り機を買えない私に

ぽんと機織り機を買ってくれました。

 

そしてなぜか機織り機を器用に使い

私の苦手だった経糸(タテ糸)張りを

いともたやすくやってくれました。

 

 

どこかの歌できいた通り

 

縦の糸はあなた

横の糸はわたし

 

その通りに織りあがる私たちが織ったものを纏うと

 

不思議と「整う」と言われるようになりました。

 

 

織り物はタテ糸とヨコ糸から出来上がるもの。

 

縦のエネルギーと

横のエネルギー

 

ことなるふたつのエネルギーを

ただただ合わせていく。

 

 

織りそのものが陰陽の統合。

 

私が織ったものが人の手に渡り喜ばれる。

それでいいんだ。

 

こうやってていいんだ。

 

 

私が今まで経験した数々の出来事の中から学んだ真理

 

「すべてのものは、相反するふたつのエネルギーを持っている」

 

 

でも片側しか見ずに

その狭い世界に自分を閉じこめて

もう片側をなかったことにして生きている人がたくさんいる。

 

私もそうだった。

 

そんな人生もったいない。

 

 

ないと思っていたものがあっていい。

許せなかった私もいていい。

 

それを思い出すきっかけは

言葉ではなくてもいいのかもしれません。

 

まなのころもは

私がないと思っていたものが

ここにあったように

 

片側だけではない

もう片側を思い出していける世界を想って

織っています。