ずっとほったらかしにしていたわたしを迎えに行けたお話

ずっとほったらかしにしていたわたしを迎えに行けたお話

 

一年半くらい前のこと

私はとあるきっかけで

「ほんとうはわたしつまんない」

って日々思っている私に気がついた

 

つまんないって言っているっていうことは、あっちゃんは面白いことがしたいんだね

って言われてふと

そう、私は魂がふるえるほど面白いことがしたいんだ!

という願いに気がついたことから始まったように思う

 

私がそもそも本当に面白い!楽しい!って感じている時を探ったら

20代前半のバンドやってた時

私の中とみんなの中から湧き上がってきたgrooveがドカンって合うあの瞬間だ〜って思い出した

 

そして仲間と何度も何度も練習して泣いたり笑ったりケンカしたり仲直りしたり

それでも一つの音を作り上げていたあの頃がいちばん楽しかった

 

そんなことを思い出した

 

音楽が大好きだったのに

いわゆる結婚適齢期になった私は、同棲していたバンドマンの彼と結婚して子どもを産もうって決めた

ほんとうはその頃、サックスがやりたくてウズウズしていたんだけれど

あの時の私はサックスを始めるか、子どもを産むかの二択をした(まだお腹に子どもいたわけでもないのだけどw)

 

そして結婚して子どもを産むことを選んだ

音楽をやめることを選んだ

 

それからまもなく、私のところには相次いで二人の娘がやってきてくれた

私はなりたかったお母さんになれて幸せだった

幸せだと思っていた

 

でも私は彼女たちが小学校低学年の頃に離婚をする

彼女たちが大好きだったお父さんと離れて暮らすことを私がさせてしまった

子煩悩で子どもにやさしい夫から子どもを奪ってしまった

 

これが私が犯した罪

そして数年後娘を連れて再婚してまた離婚

私は子どもたちに対してまた罪を重ねた

 

初めの離婚をしてからの私は彼女たちへの罪を償う人生を無意識で生きていた

娘たちへの申し訳なさを埋め合わせることが私の行動の起点だった

 

シングルマザーの子だけどやりたいことはとにかくやらせてあげようと決めていた私

彼女たちが進む学区の中学校はマーチングが強くて毎年全国大会に行くような学校だった

 

言っても、元々音楽好きの私の娘、父はバンドマン、義姉はピアニスト、そんな血筋の彼女らがマーチングやらないわけもなくそこから娘のマーチングの旅が始まった

 

その時、長女が選んできた楽器がサックスだった

私がいつかのあの日にあきらめたサックスだった

 

私の中のわたしはあの時どんな気持ちだったんだろう・・・

 

とにかくその頃の私は自分の気持ちはわからなかった

必死だったから

 

ほどなく下の娘もマーチングを始め、毎年全国大会や遠征や合宿が続く部活娘のおかんの人生が8年続くことになる

その中のママ友が、子ども二人にやらせるのはほんとキツいよね、って言ってたな

その人看護師でだんなさんT自動車の人やったけどな

あつこはひとり馬車馬整体師&セラピストで夜中まで働いて、夜家にいてあげられないとか、ちゃんとご飯作れてないとか言って自責の上塗りしながらよくがんばった・・・

 

あれから10年

 

魂がふるえるほど面白いことをしたいという願いを思い出した私に

うたを教えてくれる師匠があらわれた

 

20代の頃まで歌がない毎日なんて考えられなかった私が、いつからか歌を聴くことすら忘れてしまっていた

そんな私の深いところに響いてやまないミュージシャンに出会い、歌を聴くこと、歌いたいってことを思い出させてくれたYURAIのヴォーカリストえまさん

 

ほんとにほんとに不思議なご縁で彼女からうたを学ばせていただいて一緒にうたわせてもらうなんていう夢のようなことが起きた

 

この1年

それでも何度も、遠いからとか、仕事があるからとか、練習できてないからとか

いろんな理由をつけてあきらめようとする私をわたしが止めてきた

逆に歌より仕事でしょ!って振り切ろうとする私がいたけど

今年はなぜか仕事が思うように進まなかった

 

そんな1年が終わろうとしている先日冬至の日

今年3回目のYURAIさんとうたわせていただいたLIVEで

魂がふるえるほど面白い瞬間がやってきた

 

ただただうれしくて楽しくて気持ちよくて泣きながら歌い踊った時間

ああ、やっぱりこれが好きなんだよ

これがやりたいんだよ

喜びなんだよ

 

その夜私は夢をみた

 

車を走らせていて深い崖の下に落ちてゆく夢

ああ、死ぬんだってわかって落ちたのはエメラルドグリーンの美しい川

ふわっとそこに降り立って今までありがとうって祈っていた

 

冬至に歌わせていただいたのは水の女神を讃えるうた

 

生まれ変わったような感覚がしたんだ

私は歌をもうやめない

 

それからとある人の力を借りて大事な大事なことを私は思い出した

 

いつもいつも、歌よりも優先すべきことがあるんだと言い続ける私の影で

ほんとうはわたしも歌いたいよって言ってた小さなわたし

 

そんなわたしの想いをなかったことにした私を

絶対に許さない小さいわたしの存在に氣がついた

 

そしてそのわたしに今までごめんねって

もう絶対にあなたの想いを無視したりしないからねって

小さいわたしを迎えに行くことができた

 

和解

もう30年もほったらかしにしたわたしを私は迎えに行くことができたよ

 

自分の本当の願いを思い出すと

奇跡のようなことがたくさん起きてくる

 

自分ひとりの力ではきっと思い出すことも叶えることもできないようなことが次々と起きてくる

 

だから私はもう絶対に小さいわたしの手を離さない

そして助けてくれる大切な人たちの手を離さない

 

そうして

そうやって大切な人と戦って苦しんでいる人たちに、もう戦いは終わりにしようよって伝え続けよう

 

 

 

So happy Xmas

We hope you have fun

 

War is over if you want it

War is over now

Happy Xmas

 

 

冬至に歌い踊った大好きなうた

YURAI 星降る島

https://youtu.be/TYbXgnmVNnU

 

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