”お母さんは幸せでいよう”

久しぶりに名古屋に帰った。
名古屋に帰る
佐久島に帰る
帰る場所が私にはふたつあった。
この春に
それをひとつにすることにした。
名古屋に娘たちと3人で住んでいた家は
母がいなくなってもまだ変わらずにあってくれて。
私がたまに帰ると迎えてくれる私の部屋もまだそのままにある。
長いこと
3人で暮らした家。
娘たちは自立して旅立つことになった。
4年前から決めていた。
たまが卒業したらうちは解散ね。
解散の時が
思ったよりとても近くに来てた。
ものすごく肩の荷が下りるけど
ほかにどんな気持ちがするのかは
その時にならないとわからない。
淡々と時は過ぎていくね。
あと何回
あの家で眠るのかな。
お母さんあつこは幸せだったのかな。
娘たちが素晴らしすぎるから
きっと幸せだったんだと思う。
そしてこれから先も
幸せを選んでいこうと思う。

椎原さんのこの記事が秀逸すぎる。