本当の自分を生きることをやめたとき~「思い込み」に気づいて解放されていくプロセス

最近セッションさせていただいたクライアントさんがあることを言われてて

それが私が子どものころ経験した感覚と似ていて

すごく共感できてしまったのでそのことを書いてみます。

子どもの頃

突然ポンとなにも知らない、

なにもわからないところに放り出されたような感覚に陥ったそうです。

宇宙人が地球人の中に一人放り出されて何をどうしたらいいか全くわからない。

そういう感覚にみまわれそれ以来、すべてのことを頭で考えて行動しないと

何もできなくなってしまったそうです。

どうしたらいいかわからないから

クラスのみんなに好かれている子の真似をすればいいやって思って

その通りにやるってことをしていたそうです。

思えばそれから…

2か月前にはじめてセッションに来てもらうまで

そんな感覚で常に頭で考えて行動して

生きてきたそうです。

なんかこの感じが、わたしの幼い時に感じていた感覚に似てて。

私は仲良しのお友だちがたくさんいた海辺の町から

山の中の小さな小学校に転校して

仲間に入れてもらえず

クラスの全員からいじめられてひとりぼっちになった時

私はこの人たちのやるとおりに

この人たちの価値基準の中で生きないといけない

自分なんてものを表現したら嫌われるんだ

自分がどう思うかなんて関係なく

この人たちの枠の中で

この枠の中におさまるように生きよう

そうこころに決めました。

それから小さい私は

本当に異国の文化を闇雲に覚えるように

私の持っていた価値観、

そこの枠の中に必死で書き換えていきました。

言葉もぜんぜんちがったけど

それを隠して必死でそこの方言を覚えました。

勉強ができるとそれも好奇の目でみられるから

勉強はできないふりをしました。

そのほか自分らしさみたいなものは全部捨てました。

そうやるしか

私がそこに存在することができなかったから

そうしていたんです。

でも

それは恐ろしいことだったことに

あとから気がつきました。

ずいぶんあとからです。

私は

自分の世界観が好きで

本当は自分を表現したい子どもでした

だけどそれを表現したら

人に嫌われ、いじめられ、バカにされ

結果孤独になる

という、まさに「思い込み」が出来上がってしまいました。

だから

その後の人生で

自分を表現しようとすると

必ず叩かれました。

どこにいても

私を頭ごなしに否定する人がいて

私は怖くてやっぱり自分を表現すること

つまり言いたいことをいうことができなかった。

自分なんてものは人から受け入れられない。

自分は価値がない。

って思いこんでいました。

そっか

そういうことか

ってそこに気づいた時、

はじめてそこから解放される時がくるのです。

それはもう今の自分にはいらない

「思い込み」だっていうことに…

だからこのクライアントさんも

前回セッションでいろんな感情か湧いてきて

苦しくなってしまった

一見わからなくなっていっそう道に迷ってしまったような感覚

に入っていました。

でも私はそのまま

インナーチャイルドを癒すワークや

感情を書き出すことを継続してくださいとお伝えしました。

大切なことに気づいていくには

今まで自分の深いところに封印して

みないふりをしてきた自分の感情を感じて

デトックスしていく必要があるからです。

ちょっとしんどい作業ったりするけど

それをしていくと

自分のまわりに堆積していたいらないものがどんどんなくなって

クリアになって

本当に大切なところが出てくるのです。

「思い込み」に気づいて

その「思い込み」

もう今の自分には必要がないことに気づく。

そうして1ヶ月後お会いしたら

あんなに苦しそうだったのに

まわりが気にならなくなった

と言われて

なんだか雰囲気もとても穏やかになっていて

これから新しい自分を生きていけそうな感じを

ご自身で確実に感じていらっしゃいました。

この方はスターチャイルドセラピー3ヶ月コース
の3回目のセッションでした。

セッションの中で私が無理にそこに気づいてもらったというより

ご自身でそこに気づかれた

っていう感じです。

大切なことには

経験を通して自分で気づいていくこと。

私はそのための道案内みたいなことをしています。

新しいステージに

踏み出していただけたことを実感しています。

応援していますハート

FullSizeRender.jpg

世界観を