めちゃめちゃ大事なこと言っている4年前の過去記事を見つけたので再投稿します。
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先日下の娘とごはんに行き飲みながら話していて、
そこの鮎の干物がおいしいのだけど、皮が残っていたから
「皮食べないの?食べないんなら母食べるよ」
とか言った時のことです。
「私は小さい時から鮭の皮が好きで食べていたのを、おかんが『皮なんて食べるの?』って言ったから食べるもんじゃないんだ~って思って残してきたんだ」
というのです。
えーーーそんなつもりなかったんだよー
それがあなたの食事から魚の皮を奪っていたなんてー
と衝撃を受けました(笑)
無意識のうちに、親が子どもに植え付けていることってやっぱあるなぁ~って。
娘の話の中で、
彼氏ができない。いい出会いがない。
と言っている友人、先輩がとてもとても多いとそうです。
月に20人もの男性にコンパだか紹介だか おばちゃんにはようわかりませんが
で会っている人もいるらしいのですがそれでもいい人はいないらしいです。
いわゆる正しく育てられたお嬢様方にそういう傾向があるのは私も感じています。
ちょっと娘の幼少期の話をすれば…
うちは子どもたちが学校に行っていた頃、どちらかといえば裕福な家庭の多い地域で子育てをしていたし、今の職場もそんなにワケありな感じの家庭で育った人はいないらしく、
うちの娘はかなりワケありな部類に入ります(らしいですw)
彼女は小2の時父と母が離婚し、母と姉と三人暮らし。
4LDKの分譲マンションから、急に小さなアパート暮らし。
家で優雅にエステやってた母は、朝3時に起きて新聞配達、昼間もエステの仕事。
それから、小4の時に母が再婚。
新しいお父さんと4人暮らし。
でも、仲良かったのは初めのころだけでだんだん離れ離れになった夫婦、家族を彼女は感じていたみたい。
そして中学に入ったころ母は二度目の離婚。
それからは、中学高校とただただ厳しい部活の日々。
母は朝から夜中までリラクゼーションサロンで働き、さびしい思いは数知れず…
卒業後は自力でバイトして看護学校に行き、パニック障害とか起こしながらも卒業。
その間、
母は突然佐久島に行くといって、自分の彼氏と同い年の漁師と付き合い始めたと思ったら
結婚、移住。
ざっと書いてもこんな感じ。
あーごめんね娘よ!!!
と母はやっぱりどこかで思っていました。
でも娘いわく、
いろいろあったけど、めっちゃネタじゃん!って思うんだよね。
普通の家庭に育っていたらありえないことをいっぱい経験したけど、
今は今までいろんなことがあってよかった。
そのおかげで何でもありだって思えるようになった。
人を許せるようになったんだよ。
というのです。
だから、普通の人たちが嫌うような弱い人とか、酔っ払ってゲ○吐いてる人とかみても(例えが…w)
なんとも思わないし、
その人にはその人が今まで一生懸命がんばって生きてきた人生があるから。
いいも悪いもない。
それでいいって思えるようになったんだ。
と。
なんか私が50年もかかってわかったんだかわからんようなことを
この人半分も生きていないのにそんなこと学んで知っていた。
それはやはり衝撃でした。
学歴が高いとか、年収が高いとか、
世間の常識のものさしで測ったらそっちが正しいのかもしれないけど、
本当に大切なことって
人を許せる人であることじゃないかなって思うのです。
娘にはさびしい思いをさせて辛い目に合わせていいお母さんじゃなかったねって
私やっぱどこかで少し思っていたような気がしていたけど
私の間違いだらけの子育ては知らん間にこんな影響を娘に与えていたみたいです。
なかなかよきじゃないですか。
いいお母さんを手放せずにいるあなた。
どうか、いったん嫌われる勇気を持ってね。
自分が信じた道を進んでね。
怖いけど、泣くこともあると思うけど
自分にうそをつくことだけはしないで。
子どもたちは本当のあなたをちゃんとみているから。
安心して、あなたらしく人生を選択していってほしい。
そんなことを1日です。